神奈川県立あいかわ公園から宮ヶ瀬ダムまでウォーキング
先日、自転車で宮ヶ瀬ダムに行ってあまりの景色の美しさに感動したので、家族とともに車で訪れました。神奈川県立あいかわ公園から遊歩道を歩き、宮ヶ瀬ダムへと向かいました。
神奈川県立あいかわ公園の駐車場まで
あいかわ公園までは、厚木からなら412号線を道なりに進む。朝で時間が早ければ、途中、羊が放牧されている服部牧場の前を通って行くのが近道。
時間が遅い場合には、牧場の渋滞に巻き込まれないように、服部牧場の裏を通る道のほうが早い。9時頃に到着したら、駐車場も空きがあり5分も待たずに入場できました。
あいかわ公園から宮ヶ瀬ダム
南駐車場から宮ヶ瀬ダムまでは、徒歩で20分ほど。アップダウンあるので、体力に自信がなければ園内を走るロードトレインに乗るのがいいでしょう。ただ、運行本数は少ないです。
しかし、何より空気が美味しい!肺にいっぱい吸い込んで、マイナスイオンを浴びていると、身体が浄化されていくよう。
新緑の中を進んでいくと、巨大なコンクリートの”壁”が現れました。
朝9時の宮ヶ瀬ダムは人影が少なく、ほぼ”貸し切り”。「WELCOME宮ヶ瀬ダム」モニュメント前もガラガラ。
左手に、大沢の滝(下の画像)を眺めながら、コンクリートの壁を目指します。
横幅375m、高さ156m。
例えるなら、横幅は、サッカーコート3面分ちょっとで、高さは東京タワーの展望台に近いそう。画像を合成してみました。
余計に分かりにくいか・・・
宮ヶ瀬ダムを下から見上げると、水門の両端に2つの塔が見えます。左がエレベーター乗り場で、右が展望塔でした。
後ろを振り返れば・・・
エメラルドグリーンの中津川。
このダムの放流設備の案内板には、水圧に耐える工夫が紹介されていました。他には、発電量の案内板も。
宮ヶ瀬ダム上へ
さて、ダムの上まで登ります。ケーブルカー(有料)の始発は10時で、到着したときはまだ準備中。その脇にある階段は、今日は解放しないとのこと。残念。家族はホッとしてたけど。
仕方なくエレベーター(無料)でダムの上へ。入り口は、ケーブルカー乗り場の奥です。
何となく怖くて、一人で行ってはいけない雰囲気。けど、今日は家族も一緒なので大丈夫。エレベーターはさらにヤバイ、出そう・・・恐る恐る、呼び出してみる。
途中には、止ってはならないフロアがある模様。ドアが開く瞬間、次元の違うものが飛び出してきそうで怖かった。TVドラマの見過ぎだな。
怖い!
エレベーターというよりは、鉄のカゴ。しばらく登ると、外から話し声が・・・マジ?と思ったら、ドアが開いた。
ダム上からの眺め
ダム上に到着したらしい。下り待ちしてた人の話し声だった。。。今までほぼ無人だったのでビビった。
ダムの上は広い。さすがサッカーコート3面分の長さ。エメラルドグリーンの宮ヶ瀬湖が美しい。
ダム上から見ると、断崖絶壁。覗き込むと怖すぎて足がすくむ。
水とエネルギー館
ダム脇には、水とエネルギー館がありました。
受付でダムカードをひとりにつき2枚、頂けました。
上のチケットは、下りケーブルカー(インクライン)のもの。
エネルギー館にはお食事どころもあって、ダムカレーが人気らしい。ウインナーの栓を抜くと、カレーが放流されるからくり。残念なことにまだ開店前だったので通過。2階へと進んでダムの勉強をしてきました。
ダムが出来る前は、のどかなところで、民家、民宿などあったよう。
なんか寂しい。もしどこかにダム計画があったら、工事の始まる前に行っておきたいと思った。大規模な工事中の写真も。
宮ヶ瀬ダムは、1969年のダム計画発表から2001年の完成まで、32年という途方もない歳月をかけて作られた。自然を守りたい、でも生活も守りたい。ちょっと複雑な思いを感じた、水とエネルギー館だった。
帰りは、ケーブルカーで”下界”へ。建設工事に使われた路線を使っているらしい。よく見たら、工事中の画像にも写っている。
傾斜は35度で、スキージャンプ台とほぼ同じらしい。怖すぎる。だた、角度は一定ではなく、急緩急と3段階になっている。
下ってからは来た道を戻り、お赤飯や唐揚げ弁当を買ってお弁当タイム。たくさん歩いた後の、屋外弁当は最高でした。
まとめ
ざっと駆け足で宮ヶ瀬ダムをご紹介しました。階段を登れなかったのは残念でしたが、天気に恵まれたのが何より。ダム上からは正面に横浜ランドマークタワーが見えました。
そんな巨大な宮ヶ瀬ダムの歴史を知って、水を大切に使いたくなりました。