境川のゴム引布製起伏堰という可動式のダムを見てきた
何気なく通っている境川サイクリングコース。ある日、水面が異様に高いことに気づき、その原因を探していたら画像のダムを発見。
面白い形だったので画像に収めてきました。
境川にある可動式のダム
境川サイクリングコースを走っていると、水面の高さが異様に高い日があることに気づく。その原因は可動式のダムによる止水だった。
しぼんだ状態がこちら。
このダムの正体は「ゴム引布製起伏堰(ゴムひきぬのせいきふくぜき)」という名称の可動式ダムでした。wikipediaによると、
ゴム引布製起伏堰(ゴムひきぬのせいきふくぜき)
水をせき止める目的で川に建設される堰のうち、水門(ゲート)などの可動部分を持つものを可動堰といい、持たないものを固定堰という。
可動堰のうち、ゲートが上下動するのではなく起伏するものを起伏堰といい、ゲートを起こした状態(起立という)で水をせき止めておき、洪水などで増水した際に倒して(倒伏という)放流するものである。
起伏堰のうち、筒の形をしたゴム引布製の袋を用いるものがゴム引布製起伏堰である。
とのこと。略して「ゴム堰」。
これ、間近で見ると結構大きい。幅は12.24m、高さは3.2mあって、しっかりと堰き止めている感のある立派なダムなのでした。
ゴム堰のまわりをチェック
ゴム堰の周りにはいくつか注意事項が書かれた看板がありました。
「滑りやすいので登らない」との注意書き。確かに川底にもなっているゴムは滑りそう。遊ぶのはやめましょう。そして立入禁止の看板もありました。水深は最大3.6mになるのでプール感覚で飛び込んだりすると、足がつかない。
通常時からダム状までのトランスフォームする姿を観察したいけど、まだ出会えてません。水がどのように溜まっていくのか見たい。逆にしぼんでいく時も面白そう。
そしてゴム堰のそばには小屋のような建物があり、その壁面にプレートがあったので撮影してきました。
手ブレのせいなのかアップにしても文字が読み取れないほどに画質が悪かった・・・空気式であること、ゴム堰の幅や高さ、水深、起立(膨らんだ状態)や倒伏(しぼんだ状態)にかかる時間は20分であること、などが書かれています。
まとめ
気になっていた境川のゴム堰。小さくてしかもゴム製という頼りないイメージを見事に覆してあっぱれ。必要十分なモノづくりのよさを感じた。