無料の都市育成ゲーム、シムシティで街づくりを学ぶ!
ここひと月ほど、うちの子が「Cities:Skylines」というゲームを買ってくれ!買ってくれ!とうるさい。
しかしまだ「英語版しかない+有料」(2017年3月14日現在)とのことで、その代わりとして無料の「シムシティ BUILDIT」というゲームで遊んでみたらこれが面白い!
「Cities:Skylines」のような都市育成ゲーム「Sim City」
シムシティは、「Cities:Skylines」という都市育成ゲームと同様に都市を育成していくゲーム。無料の「シムシティ BUILDIT」を遊んでみたら、これが面白い!iPad miniでも十分楽しめます。
2日ほど夢中で遊んで、なんとなく都市の作り方がわかってきました。まずはゲームの紹介をして、その後に遊んでみてわかったコツなどをお伝えします。
「シムシティ」は市長となって都市を作り上げるゲーム
市長として、都市計画すべてを行うことになります。主な仕事は、
- インフラの整備
- 工場の生産管理
- 他都市との取引管理
- 住宅の提供、環境の整備
順に見ていきましょう。
インフラの整備
インフラの整備も市長の役割となっています。
発電所を設置して各施設に電気を届けなければなりません。住宅の近くに設置すると苦情が来るのでご注意を。
水道も同様。施設を設置していく必要がある。提供できる水量にはキャパシティがあるので、人口を見ながら補強する必要がある。
ゴミ処理施設を設置しないと、悪臭の苦情が気て住民が引っ越しして人口が減る。市長失格となるのでご注意を。
消防施設、警察署、病院、スポーツ施設と同じように設置していかないと、市民の要望に対応できずに苦情が来る。
ゼロから街を作り上げる大変さがよく分かるゲーム。市長さんてバランス感覚がないとやっていけないだろうなと思う。
若さだけではとてもとても投票できない。
ただ、最初から全てを管理するのではなく、住民が増えて都市が成長するに連れて管理をする項目が増えていく仕組みなので、初心者でも安心して始めることが出来ます。
工場の生産管理
工場を設置して、生産物を管理するのも市長の役割。生産物によって生産に要する時間、価格などが違うので、生産のスケジュール管理も大切になります。
生産物 | 生産時間 | 用途など |
---|---|---|
金属 | 1分 | くぎ、ハンマー、巻尺、シャベル、建築の材料に |
木材 | 3分 | 板材、ハンマー、シャベル、椅子、建築の材料に |
プラスチック | 9分 | 巻尺、シャベル、建築の材料に |
タネ | 20分 | 野菜の材料に |
鉱物 | 30分 | (後日追記予定) |
化学物質 | 2時間 | (後日追記予定) |
テキスタイル | 3時間 | (後日追記予定) |
私の現在のランク16では上記品目の生産が可能です。ランクが上昇することで、生産できる品物の種類も増えていきます。
これらを生産して住居の材料として活用or販売して都市の運営資金を増やし、インフラの整備などに資金を投じることになります。
他都市との取引管理:販売編
工場で生産した製品のうち在庫が余っているものは、他都市に販売して資金を増やすことが出来ます。なので基本的には、工場はフル稼働状態としています。
特に建築の材料となる釘と板材は、始めたばかりの頃は慢性的に欠品状態となるのでよく売れます。
他都市に販売する際の価格は、自分で決めることが出来ます。ただし上限が設定されています。それに、あまりに高価格では売れませんし、安売りしてばかりでは資金がたまりません。
このあたり、リアルっぽくて面白い。
他都市との取引管理:購入編
他都市の貿易センタで販売している商品を購入することが出来ます。
ここで注意すべきなのは、価格がバラバラである点です。販売側で価格を設定しているので、高値づかみには気をつけなければいけません。
おトクな「激安商品」は、購入までのわずかな間に売り切れとなることがある。ゲームながらリアル感があります(苦笑)
住宅の提供、環境の整備
住民のために住宅づくりを行い、その住宅の改築を行うことで住民を増やすことが出来ます。最初は小さな家で始まりますが、改築を繰り返すことで高層マンションとなります。
並んでいる高層ビルも、最初は小さな家でした。繰り返しの改築でここまで育てることが出来ます。まるで観葉植物を育てるような感覚(笑)
しかも住民がたまに呟いてくれますので、都市の愚痴や不満を聞いたり出来ます。つぶやきに即対応していい市長ぶりをアピールしたり。
また住宅の増加だけではなく、公園や街路樹を整備することでも市民の数を増やすことが出来ます。環境の良い街に住みたいのは、リアルの世界だけではなくゲームの住民も同じよう。
始めたばかりの頃に汚水処理施設を街のど真ん中に設置してしまったときには、「臭いから何とかしてくれ!」「街の真ん中に作るなんて信じられない!」とか散々つぶやかれました(汗)
街の中になくてもいい事がわかってからは、遠く離れた場所に設置しています。これにより臭いの苦情はなくなりました。
シムシティで遊ぶときのコツ~初心者の失敗談~
ゲームを進めていく時に、ああしとけばよかった!などと後になって気づいたことをまとめておきます。インフラの整備なく無計画に住居を作ると、住民の不満度が高まり他の都市へ引っ越してしまいます。
まず公害を発生させる建物は都市の端の方へ、住居と距離を置いて設置すること。
設置する時に公害の及ぶ範囲がわかりますので、その範囲には住居を置かないようにすればいい。まとめて設置すれば、必要な土地も少なくて済みます。
電力、水道、下水などのインフラ設備は、都市の中であればどこでも設置は自由。まとめて端の方に設置しておけば、管理も楽になります。
住民が増えると道路の渋滞が発生しますが、これは後から拡張できます。しかも親切なことにビルなどを移動させなくても道路の拡張が出来る点。
予め拡張した分の土地を道路設置の時に確保されているので、あとで慌てて拡張分の土地を用意したりする必要はないのです。
例えば、上の画像で赤く表示されてい部分がありますが、これは病院が足りていないことを表しています。病院を設置すれば赤い表示は消えて、住民の不満&引っ越しも解消します。
しかし、そのためには設置する資金(シムオリオン)が必要。住居ばかり設置してインフラが整っていないと、住民の不満が高まって嫌なサイクルが始まります。
- 住民の不満
- 住民の減少
- 税率の低下
- 都市の収入の減少
- 整備に使うお金が限られる
- 1.に戻る
こうなってしまうと脱出するには施設の売却などで資金を作り、住民を減らしてでもインフラの整備をし直す必要があります。
せっかく住んでくれた住民をガッカリさせないためにも、ある程度は計画的に街づくりを進めましょう。そのためにも、
- インフラの整備
- 住居の建設
- 生産物の管理
- 環境づくり
- 余剰資金で住宅の改築
というような優先順位で取り組むのがいいように思います。最初のうちは人口ばかりに目が行きがちですが、まずインフラ&環境の整備が大切です。
無料の都市育成ゲーム、シムシティが楽しすぎる!:まとめ
このゲーム、都市を育成するとはどういうことか、街づくりとはどういうことか?環境問題、エネルギー問題や公害のこと、税金のこと、商売のこと、渋滞解消の街づくりなど、多くのことをゲームを楽しみながら学ぶことが出来ます。
小学生の息子もハマり中で親子で競い合っています。
最近はマインクラフトという「モノづくりゲーム」を教育の現場で導入している国もありますが、このシムシティの方が個人的には現実の問題に即したテーマを学ぶことが出来るのでいいのでは?
また、この手のゲームは効率を重視した攻略情報にはあまり手を出さずに、オリジナルな発想で取り組むほうがワクワク感するので、楽しみが増える。
今回の記事も攻略情報などは読まずに書いていますので、より効率的なやり方があるかもわかりません。効率重視の方は検索ください。