新旧ティファール比較:インジニオとインテンス

2021年12月5日

ティファールの新シリーズ「インテンス」が発売になりました。旧型のインジニオと比較します。

T-falの新商品インテンスセットを紹介する画像
T-fal インテンスセット

新旧ティファールの違い3つ

新旧ティファールの違いをご紹介します。

1.コーティング:チタンインテンス

新型ティファールには、チタンインテンスコーティングが施されています。耐久性が向上したことで金属ヘラも使えるようになりました。

新型ティファールのなべ底を紹介する画像
インテンスのコーティング
ティファールフライパンの表面加工の画像
旧インジニオのコーティング

新しいせいもあると思いますが、汚れもスッと落ちてくれる。

ちなみに、チタンインテンスという言葉の意味は「チタン高強度」です。チタン金属自体に、

  • 軽くて高強度
  • 酸や塩への耐食性がある

という特徴があるのでその特性をコーティングに生かしたようです。

ただし、説明書には「酢・重曹等の酸性またはアルカリ性のもののご使用は避けてください」とありますので過信は禁物です。

2.外面の加工:ホーローになった

鍋の外側がホーロー(エナメル)仕上げとなったことで、傷や汚れに強く、見た目の美しさが長持ちするようです。

実際に左の新型はピカピカしていて、右の旧型にみられる細かな傷には強そう。

新型と旧型ティファールのなべ底を比較紹介している画像
新型ティファール(左)と旧型(右)

3.取っ手:重くなり角度が変わった

取っ手については気になる点が二つ。重さと角度です。まず重さ、明らかに重くなりました。

ティファールの取っ手が重くなっていることを紹介する画像
改良のたびに重くなる取っ手

画像は右から初代、先代、新型の順です。モデルチェンジのたびに太く重くなっています。

小型なべの場合、重量バランスが悪くなってひっくり返ることもあるので要注意です。

ティファールの取っ手の取付角度が変わっていることを示す画像
取っ手の角度が変わっている

新型ティファールの取っ手は上向きにつく感じになりました。

初代から徐々に角度が上がっていく。新型では逆手に持った方が馴染みます。オムレツなどひっくり返しやすい。

慣れや体格によると思いますが、個人的には軽い旧型が使いやすいと感じます。

新旧ティファールで変わらないのは重さ

チタンによる軽量化を期待して重さを計測したことろ、結果はほぼ変わらず。

ティファールの新旧鍋の重さを比べて紹介する画像
重さはほぼ変わらなかった

チタンコーテイングによる軽量化分を、ホーロー加工で使い切ってしまったと推察します。これまでと同じ感覚で使える、とも言えます。

ティファールを買うならセット購入がお得

ティファールを買うなら単品よりもセットで買う方が断然お得です。セット9の場合で比べてみましょう。

セット9に含まれる商品単品価格(円)
フライパン26cm3,300
ウォックパン26cm3,700
ソースパン16cm3,200
ソースパン20cm3,800
バタフライガラスふた16cm1,556
バタフライガラスふた20cm2,200
シールリッド16cm600
シールリッド20cm800
専用取っ手1本1,973
セット価格 11,857円合計価格 21,129円
セット価格と単品価格

※Amazonの2021年12月5日時点の価格

セットのほうが1万円近く安い。さらにお得に買うなら、まずはセットで購入して使わないフタや鍋をメルカリで売ると結果的に欲しいものを格安で入手できます。

必要なものだけをメルカリで購入するのもあり。もちろん新品・未使用品がおすすめです。

新型ティファールのまとめ

新型ティファールの長所と短所をまとめると次のようになります。

長所

  • インテンスコーティングなので
    • 金属ヘラも使える
    • 焦げ付きにくい
    • 汚れが落ちやすくて洗い物が楽
  • ホーロー加工なので
    • ピカピカ
    • 汚れが付きにくい
    • 洗うのが楽

短所

  • 取っ手が変わったので
    • 旧型の愛用者には違和感あり
    • 重くなった

デメリットとして挙げた取っ手については、旧型を使い続けることで解消できます。インテンスコーティングで耐久性がアップしたのにお値段ほぼ据え置きなので、さらに魅力的になりました。