ダイソンの排気臭を解消するサイクロンの分解掃除
ダイソンの排気臭が気になる場合、まずはフィルター類の掃除と交換をおすすめします。それでも臭う場合には、サイクロン内部のホコリやカビが原因かもしれません。
この記事では、サイクロン部を分解して掃除をする手順をご紹介します。
分解掃除をする前に
まずはフィルター類の点検を行ってください。サイクロン上部のプレモーターフィルターに詰まりがないか、確認してください。V6~V8でしたら、このような形↓のフィルターがあるはずです。
V10以降の新しいタイプなら本体後部にフィルターがあります。
フィルターの詰まりによるトラブルについては、下の記事でご紹介しています。参考になさってください。臭いの問題も解消できることがあります。
サイクロンの分解掃除はとにかく手間がかかるので、最終手段にすべきです。以下、サイクロン内部の掃除方法についてご紹介します。
サイクロンの分解掃除で大事なこと
自己責任で行う
ダイソン掃除機の分解は、保証対象外で自己責任になります。ホコリと格闘しながら分解して元に戻すのは大変ですので、可能であればメーカーに依頼したほうが確実で安心です。
しかし修理を待ってる時間はないし修理代金を節約したい・・・が現実なので、分解掃除を自力で行う方法をご紹介させていただきます。
最後までやり抜く覚悟で行ってください。
適切な工具を使う
作業を行うにあたって大事なことは、
- 適切な工具を使う
- 無理な力を入れない
- 手順を守る
の3つです。
まず、必要な工具は次の4つになります。
- トルクスレンチT9
- プラスドライバー
- 純正セパレートツール
- マイナスドライバー
トルクスレンチは特殊工具になります。T9はトルクス形の9番という意味で、大きさを表しています。精密ドライバーセットに含まれていることが多いので、この際に揃えておくのもおすすめです。
セパレートツールは、サイクロン部分とモーター部の切り離しに使う専用工具になります。メルカリでも見つけることができますが、なければ先の細いラジオペンチでも大丈夫です。
サイクロンを分解する手順
まずマスクを着用。細かいホコリを吸い込まないように!
バッテリーを外す
プラスねじ2か所。
サイクロンと本体の分離
セパレートツールを差し込んで、サイクロン部を分離させます。もしくはラジオペンチでツメを挟んでサイクロン部分を分離させます。
サイクロン中心部を取り外す
サイクロンを囲っているメッシュはツメで固定されています。マイナスドライバーでそ~~っと持ち上げるように解除してください。
手間取ると思いますが、この作業さえクリアできればあとは簡単。メッシュ部分が外れたら、あとはねじを回すだけでサクサク分解できます。
黒いサイクロン中心部を分解
左下のフタ固定ねじを忘れずに。ひたすらねじを回して外していく。
下の画像まで分解できれば完了。ホコリまみれのサイクロンパーツを洗って、水分をしっかりふき取る。
古歯ブラシなどで掃除したら、しっかり乾燥させます。濡れたままだと、吸い込んだホコリにカビが生えて異臭の元に。サイクロン上部のフィルターも新調してリフレッシュしました。
組み立ては逆の手順で行うだけ。
モーターヘッドの分解掃除も忘れずに
モーターヘッドは、ローラー左右に髪の毛が巻き付いていたり、隅にも大量のホコリがたまっています。
サイクロン分解に比べると簡単ですので、こちらも丁寧に分解して掃除することをおすすめします。
まとめ
サイクロン内部を徹底的に掃除して、排気臭を解消する方法をお伝えしました。サイクロン掃除は大変ですが効果は抜群、気分よく掃除できるようになります。
最後までご覧くださってありがとうございました。