ダイソンの排気が臭いなら、サイクロンの分解掃除を
ダイソン掃除機の排気が臭いなら、まずはフィルター類の交換をおすすめします。それでも臭うなら、サイクロン内部のホコリやカビ汚れが原因の可能性が高いです。この記事では、サイクロン部を分解して掃除をする手順をご紹介します。
分解掃除をする前に
サイクロンを分解掃除する前に、まずは他に原因がないか調べてみることをおすすめします。原因がフィルターであればシンプルに交換するだけで解消しますし、ローラーヘッドの汚れであれば簡単な分解掃除で完了します。臭いモノを吸い込んでしまったのであれば、ゴミを捨ててパイプ内を洗浄すべきです。
サイクロンの分解掃除はとにかく手間がかかるので、臭い解消の最終手段として考えておくべきです。
吸気フィルターの詰まりによるトラブルについては、下の記事でもご紹介しています。
サイクロンの分解掃除で大事なこと
自己責任で行う
ダイソン掃除機の分解は、保証対象外で自己責任になります。ホコリと格闘しながら分解して元に戻すのは大変ですので、可能であればメーカーに依頼したほうが確実で安心です。
しかし修理を待ってる時間はないから頼めない・・・のが現実なので、サイクロンの分解掃除を自力で行う方法を紹介させていただきます。
適切な工具を使う
大事なことは、次の3つ。
- 適切な工具を使う
- 無理な力を入れない
- 手順を守る
必要となる工具は
- トルクスレンチT9
- プラスドライバー
- 純正セパレートツール
- マイナスドライバー
の3つです。セパレートツールは、サイクロン部分とモーター部の切り離しに使います。
なければ先の細いラジオペンチでも大丈夫です。
家に精密ドライバーセットがあると何かと使えて便利ですので、まだお持ちでない方はご検討をおすすめします。
サイクロンの分解掃除には、プラスマイナスドライバーとトルクスT9が含まれているセットが必要です。特にトルクスレンチT9は代用が効かないので、必ずチェックしてください。
サイクロンを分解する手順
まずマスクを着用。細かいホコリを吸い込まないように!
バッテリーを外す
プラスねじ2か所。
サイクロンと本体の分離
セパレートツールを差し込んで、サイクロン部を分離させます。もしくはラジオペンチでツメを挟んでサイクロン部分を分離させます。
ダイソンを傷つけないためにも純正セパレートツールが安心です。互換品であればメルカリで安く買えます。
サイクロン中心部を取り外す
サイクロンを囲っているメッシュはツメで固定されています。マイナスドライバーでそ~~っと持ち上げるように解除してください。
手間取ると思いますが、この作業さえクリアできればあとは簡単。メッシュ部分が外れたら、あとはねじを回すだけでサクサク分解できます。
黒いサイクロン中心部を分解
左下のフタ固定ねじを忘れずに。ひたすらねじを回して外していく。
下の画像まで分解できれば完了。ホコリまみれのサイクロンパーツを洗って、水分をしっかりふき取る。
古歯ブラシなどで掃除したら、しっかり乾燥させます。濡れたままだと、吸い込んだホコリにカビが生えて異臭の元に。サイクロン上部のフィルターも新調してリフレッシュしました。
組み立ては逆の手順で行うだけ。

モーターヘッドの分解掃除も忘れずに
モーターヘッドも同じ工具で分解できます。ローラー左右に髪の毛が巻き付いていたり、隅にも大量のホコリが・・・モーターヘッドの分解は難しくないので、徹底的に掃除してください。
まとめ
サイクロン内部を徹底的に掃除して、排気臭を解消する方法をお伝えしました。サイクロン掃除は大変ですが効果は抜群、気分よく掃除できるようになります。
最後までご覧くださってありがとうございました。